前回に引き続き、森見登見彦さんの作品を読みました。タイトルは「夜は短し歩けよ乙女」です。このタイトルの響きがとてもいい。声に出して見ると、しっくり来るのだ。「夜は短し」で七音、また「歩けよ乙女」で七音。七七でできているからかどうかはわからないけど、和歌のような響きです。
「太陽の塔」「四畳半神話大系」に引き続き、この小説も古風な文体でつづられていています。前の二作品よりかは、独特な文体がマイルドになったような気がする。それとも、僕が単にこの文体に慣れただけかな。
ハチクロの作者・羽海野チカさんの解説に書かれている黒髪の乙女は、まさにイメージ通り!
諸君、異論はあるか!?
ありません!!