2012年4月の終わり

一枚

総括

 ゆっくりと確実に時は進んで、新生活も一ヶ月を経過した。職場の人に休日なにしてるのかと問われ、それに答えると、「大学生みたいな過ごし方ですね」と笑われた。イタリアで感じた、どこへいっても僕は僕のままだという感じがまた押し寄せてくる。新生活になっても僕は何もかわらなかった。当然のことだった。
 村上春樹のエッセイ*1で書かれていた、一つの小咄でもあってもそこから導き出せる教訓はたくさんあるんだよという話が僕は好きだ。希望は編みなおせるという話*2もある。自分が生きてきた過去、自分の物語をどう編みなおすか、そこから得られる教訓はなんなのかと、ふと気になるときがある。また、僕の過去からどんな教訓が得られますか?と他の人に訊いてみたくなることもある。ごく稀に。しかし、それは実行されることはない。

ひと言

夢も希望も見えないところにしかないんだよ。