10月の終わり

一枚

a streetlight

総括

 涼しさよりも肌寒さを感じる日もしばしば。片付いた部屋、肌触りの良い服、温かい料理に囲まれると、実に、心地がよい。宇多田ヒカルさんは活動休止発表の際に「人間活動」という言葉を使っていらっしゃった。掃除、洗濯、料理。片付いた部屋、清潔な服、美味しい手料理、そういったものをきちんと用意できることは、より良く生きる人間の能力であるような気がする。それぞれの作業の難しさ一つを取り上げてみれば、難しいといったものではないが、日常に追われ「なんとなくの忙しさ」を言い訳におろそかにしてしまうのである。その「なんとなくの忙しさ」に負けない心こそが、人間活動の能力なのかもしれない。

ひと言

寒さは故郷を思い出させる。すると、お腹が空く。