私の身体は頭がいい/内田樹

 立て続けに、内田本を読む.

サッカーでいうと、皆がゴールする必要はないわけです。いいアシストをすれば、次に誰かがゴールを決めてくれる。そのことを「自分には関係ない」と思うか、ともに喜べるかが分かれ目ですね。そういう、パッサーとしての位置づけを喜んで受け入れるようになることが、「霊性を高める」ということだと思います。
(p.254)

 サッカーでのたとえ箇所.自分が関わっているのかどうかについて思慮すること、つまり、いかに自分と関わりあるかを「妄想」するかが分かれ道であり、その「妄想」により喜びを分かち合うことが可能になる.関係ないよと言ってしまえば、喜びを共有することができない.

 久しぶりにサッカーしたい.僕がゴールを決めるんだ(あれ.


私の身体は頭がいい (文春文庫)
内田 樹
文藝春秋
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