英語の語感にふれたよ−心にとどく英語/マーク・ピーターセン

「心にとどく英語」を読み終えました。
日本人の英語」と「続・日本人の英語」の続編のような一冊です。この本は、その二冊とは違って、口語の英語を中心になってます。日本語を母国語をする人と、英語を母国語とする人との考え方の根幹の違いから説明してくれるので、読んでて面白い。
本書に書かれているうちから一つ簡単な例を挙げれば、Never give up!はちょっとおかしな英語なんだよという話がある。日本人*1の感覚にすると、単にNot(Don't)じゃなくてNeverにすることで、決して諦めないで!という力強い励ましを込められている英語になると思う。が、実際は、英語としてはそうではなくて、Neverにしてしまうことで、一般論化されてしまい「人生は、やることを最後まであきらまずにやるものだ」というニュアンスになってしまうそうだ。

*1:もちろん英語を流暢に話せる人は除く